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『虫とけものと家族たち』感想。

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虫とけものと家族たち

こんにちは。
ジェラルド・ダレルの『虫とけものと家族たち』を読みました。

著者が子供の頃、家族みんなでギリシャのコルフ島で過ごした思い出をもとに書かれた物語です。

想像していたとおり、虫や動物がいっぱいでてきます。
ファーブル昆虫記(しっかり読んだことはないけど)のように、昆虫の生態がこまかく描かれていたりもします。

それだけではないこの物語の特徴は、ダレル家自体がとてもユーモアにあふれたおもしろい人たちという点です。
著者の上に、兄が2人、姉が1人、そしてお母さんがいます。
お母さんはまぁ、おっとりしたちょっと天然っぽい感じの人。
そして2人のお兄さんがかなりくせがあって、皮肉屋という感じ。
いちいち理屈っぽいところは、面白くもあり鬱陶しくもあり。
末っ子である主人公のジェリーは、虫や動物が大好きな少年です。

愉快な家族が、コルフ島のすばらしい自然の中で、地元の人たちと楽しく交流しながら生活している物語です。
島の風景を想像しながら楽しめました。

ギンバイカ

この花は、本の中でよく登場するギンバイカ。
(英語名はマートル。マートルなら聞いたことある方も多いかな。)
調べてみると、地中海沿岸原産だそうです。なるほど。

とても楽しい物語ですが、個人的ながっかりポイントとしては、兄のレズリーが銃器マニアで狩猟好きなところ。
そして、主人公のジェリーがやたら虫や動物を家の中で飼いたがってもって帰ってしまうところです。鳥のひなまで巣からとってきてしまうので、そのままにしておいて!と思ってしまいました。
また、レズリーは頻繁に銃を発砲するし、もちろん動物が血を流す描写もあります。
そこをのぞけば、とても楽しい物語だと思います。

個人的に一番好きなのは、14章の「おしゃべりをする花」。
花たちがおしゃべりをしているとおばあさんは語ります。
不思議な内容なんだけど、なんだか忘れられないシーンになりそうです。
そのおばあさんに会うまでの経緯もまた面白いですよ!

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