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『種の起源〈上〉』 (光文社古典新訳文庫)を読んだ感想。

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こんにちは、akoです。

今回は、光文社古典新訳文庫の『種の起源<上> 』を読みました。

『種の起源 』は上下巻にわかれているのですが、上巻は、Kindle Unlimitedに入っています!

おそらく誰でも名前は知っている、著者のチャールズ ダーウィンという人は、19世紀のイギリス人で、動植物の研究を行った人です。

なんとなく、「人間の祖先は猿って言っちゃった人」というイメージを持っていました。

ダーウィン

『種の起源 』の上巻を読んだ限りでは、人間の祖先にまでは触れていなかったと思いますが、動植物についての見解の中では、いたるところで、「創造説では説明がつかない」と言及されていました。
 
これまで勝手に、「創造説を否定して大旋風をまきおこした」とばかり思っていたのですが、本の最後にある「本書を読むために」によると、人々は結構冷静に受け止めていたようです。
 
たしかに、読めば納得するよね、という気がします。
 
 内容はというと、植物や動物の進化について、ひたすら色々な事例をもとに説明がされています。

もともと、この本は専門家向けではなく、一般向けに書かれた本ということもあり、難しすぎることはない思います。

私でもなんとかついていけました。(飛ばしたところもありますが^^;)

カッコウ

https://ja.wikipedia.org/

マニアックながらいろいろ楽しめる内容です。

たとえば、

・雌雄の区別がない植物が、同じ花の花粉を受けないためのしくみ
・同じ花の花粉ではなくて、別の変種の花粉が受粉される理由
・他の鳥の巣に托卵するカッコウ
・奴隷アリ

などが、とくに面白かったです。

個人的に、家庭菜園をやって種を採ってみたい!と思っているのですが、関係するような内容がたくさんあって楽しめました。

19世紀の本なので、21世紀の現代の常識とは違う部分もあるのかもしれないですが、家庭菜園をするときは、この本をまた開きたいと思います。

家庭菜園をしながら、『種の起源』を読んで、共感したり、なんか違うと感じたり。

妄想しただけでも、ワクワクしてきます^^;

生物に特別興味がなくても、へ~とか、なるほど~とか思うところがたくさんあるので、どなたでも楽しめる本だと思います。

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