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ラルフ・ウォルドー・トライン『人生の扉をひらく「万能の鍵」』感想。

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こんにちは。今回は『人生の扉をひらく「万能の鍵」』を読みました。

100年ほど前にアメリカで書かれた本で、とても有名なのだそうです。

著者はラルフ・ウォルドー・トラインという方で、『自己信頼』のラルフ・ウォルドー・エマソンと名前が似てますが、別人のようです。

ただ、本文中に、エマソンについての記述があり、また、著者自身コンコードという村に住んでいたことがあるという記述もあったので、なにかつながりがあるのかもしれません。

エマソン、ソロー、オルコットなど、コンコード村は著名人が多い!?についてこちら↓の記事で書いています。

話を戻して、『人生の扉をひらく「万能の鍵」』についてです。

心を開く

まず前提となるのが、宇宙の万能の力、もしくは神(呼び方はなんでもよいらしい)の存在を本気で信じて、その神に心を開いて調和することです。

また、私たちはその神と大まかにいって一体なので、その力を無限に得ることができるのだということを信じる。

私たちは神と一体、そして生きとし生ける物すべてと一体、ということになるので、他人を傷つければ自分も傷つけるということになるというような考えです。

一見、そんなに目新しいことでもないような気がするかもしれないけど、これを本当に理解するのは簡単ではないと思いました。

この本は、キリスト教の教えとからめての説明が多いので、キリスト教徒の人が読むとすんなり理解できるのかもしれません。

常に神を意識して生活する。

例えば、仕事にアイデアが欲しいとき、限定された自分の力だけでゴリゴリなそうとするのではなく、神にいいアイデアをお授けくださいと祈ったら、それが与えられる、というようなイメージです。

この本でいっていることを本当に理解したら、日々頭の中で考えている思考は、ガラッと変わってくるのだと思いました。

 

すべての宗教が同じことをいっている

この本の後半は、宗教論ともいえるかのような内容になっています。

著者は、それぞれの宗教の違いを見出すことには否定的で、共通点をみつければ教えはどの宗教も同じなのだといっています。

いつの時代にも宇宙の万能の力があって、それの存在に気付いた人(調和できた人)が様々な時代、国に登場して説いているだけだといっていました。(キリストやブッダなど。)

 

まとめ

「刊行によせて」にも書かれていましたが、この本は、”一読のみで真理を会得することは難しく、真理が自分のものになるまで、繰り返して読むことが重要である。”と私も思いました。

何度も読んで、自分の経験に応じて悟っていけるものという気がします。

他の自己啓発系の本とそんなに内容は変わりませんが、その源である宇宙の万能の力について、丁寧に説かれているのが特徴です。

Prime Readingの対象にもなっています!

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