こんにちは、akoです。
今回は『ゾーン 最終章~トレーダーで成功するためのマーク・ダグラスの最後のアドバイス』です。
あまり読まないジャンルですが、Amazon kindle本の日替わりセールになっていたことと、帯の「相場心理学」という言葉が気になり読んでみました。
率直に、読んでおいてよかったです!
この本は、トレードにおける考え方について書かれているのですが、ほとんどのトレーダーが「そんなのわかってるよ」と軽視しているかもしれないことを、かなり丁寧に解説してくれます。
逆に、「え?そうなの?」と思うことも、これまた丁寧に説明されているので、この本を読めば、著者のいいたいことを間違って理解する人はいないのではないかと思います。
それぐらい丁寧です。
例えば、値はどうして上がるのか?
だれでも、なんとなくわかっていると思うんですよね。
著者はたったこのことだけでも、ものすごい量の文章で話してくれています。
値動きについてはまだ始まりで、そのほかたくさんのことが学べます。
たぶん、そういう事柄を本当に、本当に理解しているかが大事だから、説明しているのだと感じました。
考え方に関する記述の中で、とくに個人的に学べたと思った箇所をご紹介します。
自分はギャンブルをしているという信念を採り入れたら、正しいか間違っているかという観点からではなく、確率の観点から予測をとらえることが可能になる。
トレードの世界ではモノの見方・考え方が主要なスキル
覚えておいてほしい。プロのように考えられて、初めてプロのようにトレードができるのだ。そして、プロのようにトレードができるようになったとき、着実に収入を得るところまで努力したことを意味する。
多くのトレーダー、特に経験が浅い人は、値動きは上か下かの二方向しかあり得ないから、個々のトレードで勝てる確率も基本的にコイン投げと同じ五〇対五〇だと誤解している。
私たちは苦痛を本能的に避ける。そして、その過程で結局は、まさに避けようとしていたことを経験する。
考え方、精神的なことがたくさんでてきてますね。
そして、本の最後は、著者の妻であるポーラさんが、トレード日誌をつけることの重要性とチャクラ瞑想について書かかれています。
瞑想自体はよくわからなかったけど、それくらい精神的なスキルが不可欠ということなのだと思いました。
まとめ
たぶん、この本は、トレードで安定的に収益を上げている、ある意味既に高みに上ってしまった人以外の人なら、だれにでも得るものがあると思います。
トレードにおける心構えが変わる可能性高いです!
ボリュームも内容も、とても読み応えのある本です。