こんにちは、akoです。
今回も前回に引き続き、苫米地英人氏の著書を読みました。
『年収が10倍になる速読トレーニング 』です。
読書に関する本が読みたいと思っていたのと、最近とても気になる苫米地英人氏の本ということで読んでみました。
(kindle unlimitedには苫米地英人氏の著書がたくさんあります。)
概要
目次 第1章 ハイサイクル・リーディングの世界 第2章 ハイサイクル・リーディングの技術 第3章 まもなく始まる情報革命 第4章 活性化した脳機能で夢を掴む 第5章 お金の奴隷をやめよう!- 究極の「二足のワラジ」 |
まず、タイトルは「年収が10倍」とありますが、収入アップを主眼にしている内容ではありません。
この情報化社会を生き抜くためといった感じです。
そして、最終章では、もっと大きなことについて書かれています。
大まかな内容は、こんな感じになります。
・知識が大事
・速読とは
・速読の技術
・イメージ化の重要性
・知識を得てそれからどうするのか、どうしたいのか
まず、単純に速く読むということ(生活全般のスピードも)を習得して、その後に抽象度を上げるトレーニングをする流れになっています。
速読については、書かれていることを本書を読みながらやってみましたが、そんなに難しくはなかったです。
ただものすごく疲れるので、長い時間は継続できない。。。
でも、方法自体は超難解な速読術ではなく、だれでも実践できそうな方法です。
速読を習得したら、次は「抽象度を上げる」。
これはもう今まで読んだ本でも何度か言及されているところなので、本当に大事なのだと思いました。
この本では、それを「読書」のときに行う方法が書かれているので、読書が好きな私としては、とてもためになる内容でした。
「抽象度を上げる」ことを習得できれば、読書はもっと有意義な時間になるんだろうなーと思います。
思いますが、簡単じゃないんですよね(泣)。
でもぼやいていてもしょうがないので(笑)、「抽象度を上げて読書する」ことを次からやってみます。
「抽象度を上げる」ことについては、以前ご紹介した下記の2冊がおすすめです。
具体と抽象―世界が変わって見える知性のしくみ
メタ思考トレーニング (PHPビジネス新書)
次は、印象に残った「知識の量と質」についてお話します。
知識の量と質
恐竜が滅びたのに、その他の哺乳類は生き残れたことについて書かれた箇所があります。
恐竜は、地球環境が変わった後に、目の前にあるエサがエサとして見えていなかった、ということらしいのですが、
それを例えとして知識についてこう書かれています。
変わってしまった食べ物に気づくためにはなにが大切なのかといえば、結局ここでも知識量になるのです。
知識の質ではありません。あくまで必要なのは知識の量。
圧倒的な知識量がまずあって、その裏付けの上でしか、これからの「質」は評価されないということです。
知識量とはもっているデータ量の多さだけでなく、データ同士を関連づける能力によって左右されるのです。同じデータをもっていても、関連づける力がなければ知識たり得ないのです。
時間は有限なのでそれも仕方ないのですが、その少ない知識量でわかったと思い込んではいけないなと勉強になりました。
とにかく「知識の量」が背景にないと、「質」がどうこういえないということだと理解しました。
そのために「抽象度を上げる」ことが必要。