買い物のついでに寄った近所の本屋さんで
迷って選んだのがこの本です。
もともと「きちんと」読書をしていこうと決めたのは
マーケティングの影響が大きくて、
世の中の人たちはどんな思考で商品開発したり販売したり
してるんだろうってことを知るための読書をしています。
それで、なぜ迷ったかなのですが、
・マーケティング用語を使ってきちんと説明してくれていて、
・面白く、
・手軽に読める、
ような本を探していたからです。
(真面目な本はすでにもってますが、難しくてまだ自分の中に落とし込めてない(泣))
目次をみてこの本はすべて満たしてくれているように感じました。
感想ですが、
例として挙げられている話↓がどれも面白いです。
第1章 腕時計をする人は少ないのになぜ腕時計のCMは増えているのか?
第2章 人はベンツを買った後どうしてベンツの広告を見てしまうのか
第3章 雪の北海道でマンゴーを育てる?
第4章 あの行列のプリン屋が赤字の理由
第5章 なぜセブンの隣にセブンがあるのか?
第6章 女性の太った財布には、何が入っているのか
第7章 きゃりーぱみゅぱみゅは、なぜブレイクしたのか?
第8章 古本屋がふつうの本屋より儲かる理由
だいたい、雪の北海道でマンゴー育ててオッケー!ってならないと思うんですよね。
常識的に考えると。なぜオッケーなのかは読めば納得するのですが、
それぞれのストーリーに携わってる人たちが色々考え抜いて
つくりあげた戦略なんだって考えると、
人間ってすごいな(こんな表現しかできない事がもどかしい・・・)と思いました。
そしてこの本の著者もすごいなって思いました(またこんな表現w)。
バリュープロポジション、ブルーオーシャン戦略、ブランド、顧客開発、
チャネル戦略、イノベータ―理論・・・
ちょっと勉強したことがある人なら誰でも知っている用語を、
わかりやすく面白く人に伝えるってなかなかできないと思うんです。
でもこの本は、単純に面白いので、マーケティングに別に興味はない
娯楽目的の人でも十分楽しめる内容になっていると思います。