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紀元前~ 聖書・宗教

バガヴァッド・ギーター (岩波文庫)の感想。

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こんにちは、akoです。

ヒンドゥー教の聖典『バガヴァッド・ギーター 』を読みました。

きっかけは、先日読んだ『森の生活 ウォールデン』で、『マハーバーラタ』の引用がいくつかあったこと。

そしてこんなくだりもあり、どれほどすごいのか読んでみたいと思ったからです。

東洋のあらゆる遺跡よりも、『バガヴァッド・ギーター 』のほうがどれだけ讃嘆に価することか!塔や寺院は王侯の奢りである。

 

『バガヴァッド・ギーター 』はなんなのかというと、『マハーバーラタ 』という戦いの物語の中で、アルジュナという人が戦意を喪失したとき、クリシュナが彼を説得し、戦わせようとしたその言葉が『バガヴァッド・ギーター 』です。

アルジュナは、相手は身内だし、彼らを殺害して自分が王に君臨したとして、それが何になるのか?むなしいだけだ。という、個人的には至極まっとうと思えることを言うのですが、クリシュナはいろんな話をして、「だから戦え」と説得します。

そもそもの前提が、「戦わせるための説得」であるという点が、どうしても最後まで頭の隅から離れませんでした。

素晴らしいと思ったところもいくつもあるのですが(特に後半)、どうしても理解できずにモヤモヤする点に戻ってしまうので、モヤモヤ点だけ書きたいと思います。

(しつこいですが、素晴らしい言葉もありますよ!)

執着を捨てて行動すればよい事になる?

なすべきであると考えて、定められた行為を、執着と結果とを捨てて行う場合、それは純質的な捨離であると考えられる。

 

捨てて行為する人は、罪悪により汚されない。蓮の葉が水に汚されないように。

悪いことでも、なすべきことを結果を考えずに行えば、悪いことをしたことにはならない。という意味なのだと私は理解しました。

その理解が間違ってるなら、そのほうがいいのですが、この考え方だと、純粋に神を信じる人は、悪いことでもしてしまいそう・・・(泣)

「結果を考えず行動しなさいというのは、例えば、成功するかな?とか、お金もらえるかな?とかいうことを考えてはいけない、という意味ならいいんです。

ですが、どう読んでも、あとのことは考えなくても、大丈夫、大丈夫~(身内を殺害しても・・・)と無責任に言われている感じが抜けませんでした。

なんだか支配層にとって都合のいい理屈に思えます。

アルジュナは王侯(武人?)であって、また戦闘は王侯(武人?)のなすべきことらしいので、アルジュナのなすべきことが特殊なだけってことでしょうか・・・

 

偉大な先人たちにも愛されている点

『バガヴァッド・ギーター 』は、ガンジーも熱心に読んでいたそうです。

たくさんの先人たちがこの書を受け入れているということは、たぶん私のモヤモヤは、どこかズレているということなんでしょう^^;

ガンジーさんの本でも読んで勉強しないと、このモヤモヤは晴れそうにないです・・・

 

まとめ

戦わせるための説得という前提を無視すれば、とてもためになる本だと思います。

また、最初に『マハーバーラタ 』のまとめのような章があり、到底覚えられないくらいのたくさんの名前がでてきますが、気にしないでいいと思います。

私はストーリーを把握しようとして挫折しそうになったので、最後にある解説(とても丁寧!)から読みました。^^;

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