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メノン―徳(アレテー)について [光文社古典新訳文庫]の感想。

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メノン

こんにちは、akoです。

先日、『ソクラテスの弁明』プラトン を読んだのですが、プラトン続きで今度は『メノン-徳について』を読みました。

哲学初心者が何の前知識なく読んだ哲学の本2冊目です。

kindle unlimitedに入っています。

この本の内容はというと、若い青年メノンが、ソクラテスに対して「徳(アレテー)は教えられるものでしょうか?」と問うたことから始まる対話です。

でも、そもそもソクラテスは「徳」について知らない自分には教えられない、とはじめから伝えた上で、「徳」とは何か?と切りかえし問答がすすんでいきます。

 

率直な感想は、哲学って脳がつかれる・・・(苦笑)でした。

いかに自分が単純思考なのかがよくわかりました。

物事を深く掘り下げることが苦手なようです(泣)。

問答の内容については、解説がとても詳しいので、初心者の私でもなんとなくわかります。

でも、次から次へと「ではこう考えよう」とか「こう仮定しよう」「だからこう導かれる」といったやりとりに気持ちがついていかない。

「ソクラテスさん、話の展開早すぎじゃね?」といいたくなります。

メノンが若い青年なので若者言葉にしてみました^^

(ちなみに、メノンはものすごい美少年らしいです。)

 

ま、それはいいのですが、
私は、「過程はいいからはやく結論を知りたい!」タイプなのだと思いました。

本当は、結論だけ聞いても意味ないのでしょうけど。

途中、メノンじゃないけど、半ば逆切れみたいな心境になったりもしました(笑)

「教えられないものなんですね、わかりました」っていって対話を放棄したくなる感じ。

でも、考えることをやめてしまってはダメなんでしょう、きっと。

自分でじっくり考えて、経験して得ていかなければならないものもあるのかなぁと思いました。

他人に教えてもらうばかりではなく。

 

この本は解説が詳しいのでとても助かりました。

解説がなければ途中であきらめていたはず。

個人的に哲学は疲れるけど、何度か読み返してじっくり考えてみたいと思いました。

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