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古典 哲学

デカルトの『方法序説 (岩波文庫)』を読んだ感想。

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方法序説

こんにちは、akoです。

今回は『方法序説』を読みました。

真理を導き出すにはどうしたらいいか?

デカルトが、「私はこんなやり方でやってみた」と説明してくれている本といえると思います。

万人も従うべき方法として書かれたものではなく、あくまで自分はこうやって努力したよということを書いている本。(あえてこう書いてある。)

また、どうして本をだすのか、ださなかったのかといった説明も長くて、いろんなものに配慮しているような雰囲気を感じました。

相当に慎重・謙虚な人なのか、当時の自由でない社会情勢のせいなのか。

反対に、現代のように、誰かが傷ついたり、反感を抱いたりするかもしれないことなど気にも留めず、言いたいことをズバズバいう人もいる(許される)社会とは、全く異なる時代の人なのだなと思いました。

でも、やっていることはとても潔いです。

これまでの思想の土台をいったん壊して、一から構築するというすごいことを、人生かけてやっているという感じです。

前半は、彼の人生をたどる感じにもなっていて物語風ともいえるのですが、後半は専門的な内容(形而上学、天体、解剖学、医学など)になっていきます。

後半は結構難しい・・・

個人的には、専門的な内容よりも(単についていけなかっただけともいう^^;)どんな考え方をしていたのか、がわかってとても勉強になりました!

有名な「我思う、ゆえに我あり」もでてきます(ちょっとだけだけど)。

特に印象に残ったところを書いてみます。

 

 

結局何もわからなかったと見切ったところ

それまでかなり勉強して、たくさんの書物を読んだけど、結局、

勉学に努めながらもますます自分の無知を知らされたという以外、何も得ることがなかったように思えたからだ。

と感じるまでに至ったところが、すごいと思いました。

ここまで言える勉強量も半端なかったんだろうと想像しますし、本当に考えながら勉強していないと、こんなこと言えないです。

自分も能動的に考えるようにしなくては、と思わされました。

 

用意周到

真理を追究するために、3つの決まりを作って、そのやり方に従い、思想を深めていく。

やり方は決めたのですが、デカルトはそれだけではありませんでした。

思想はするけど、現実には、行動しなければいけない時がありますよね。

山に籠った仙人というわけじゃないですから。

そんな時、それは判断してはいけないと感じたとしても、行動しないわけにはいかない。

それは保留にしとこう、はできない。

その時のために、当座に備えてルールも作ったそうなんです。

現実的な人ですね^^

当座のためのルールの一つは「わたしの国の法律・慣習に従う」でした。

こう書いてしまうと、なんか普通な印象を受けますね^^;

でも、「判断できないケースが起こりうることを想定」している点が印象的でした。

まとめ

正直、哲学は難しい・・と思っていますが、この本は最後に解説もありますし、ページ数も少ないので読みやすかったです。

個人的には後半は難解でしたが、前半はついていけました。

自分以外の人って、どういう思考プロセスで考えているんだろう?と気になったことがある人なんかにいいと思いました。

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

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