こんにちは。
今回は、『並外れたマネジャーになる 80対20の法則』を読みました。
この本は「マネジャー」に特化していて、一般的な「80対20の法則」の本も別にあるようです。
今回は、たまたまこの「マネジャー版」のほうがセールになっていたので、読んでみました。
内容としては、「80対20の法則」がどんなものか、「80対20マネジャー」とはどんな人をいうのか、について書かれています。
要は、世の中はその全てといってもいいくらい、20%が80%を動かしている、というようなことが書かれています。
よく聞きますよね、
「社内の20%で全体の利益の80%を上げている」
「顧客の20%が全体の利益の80%を上げている」
なので、全体に万遍なく力を注ぐのではなく、大事なところにまず集中すべし、ということでした。
これでもかというくらい多くのデータが挙げられていたので、この本を読めば、すべての仕事に同じ力を注ぐことがいかに無駄かということが、しっかり理解できると思います。
だんだん、難しくなってきたなと感じたのは、第2部でした。
第2部は、「80対20マネジャーになるための10の方法」について書かれています。
その方法は、以下のようになります。
- 探偵マネジャー
- 連結の達人マネジャー
- メンタリング・マネジャー
- レバレッジ・マネジャー
- 自由にやらせるマネジャー
- 意義を求めるマネジャー
- 時間に余裕をもつマネジャー
- 単純化するマネジャー
- 怠け者マネジャー
- 戦略的マネジャー
想定内のものから想定外のことまでありましたが、10も方法があります。
その全てに秀でる必要はないらしいです。
著者も2つくらいは、なかなかできないといっていました。(下へいくほど、難易度が上がるそうです)
私がこの80対20マネジャーを結構難しいと感じる理由は、そもそもマネジャー職ではないから、ということが大きいのかもしれません^^;
ですが、特に「怠け者マネジャー」などはこれまで知らなかった考え方なので、やっぱり難しいんじゃないかと思いました。
ちなみに、「怠け者」といっても、もともと怠け者なのは論外だそうですよ^^;
まとめ
マネジャーに特化した本ですが、80対20の法則はきちんと理解できるようになっています。
もちろん、現在マネジャー職に就いている人、マネジャーになろうとする人にはためになる本だと思います。
逆に、マネジャー職ではない人、個人でお仕事されている人などには、直接関係はないかもしれません。
個人的には、マネジャーに対する見方が増えたことが面白かったです。
不在がちな上司がいたら、もしかするとその方は優れた「怠け者マネジャー」なのかもしれません^^