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『ざっくり分かるファイナンス 経営センスを磨くための財務 』感想。

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こんにちは、akoです。

最近、宗教や古典の本が多かったので、久しぶりに現実的な内容の本を、と思い、『ざっくり分かるファイナンス 経営センスを磨くための財務 』を読みました。

Kindle Unlimitedにはいっています。

タイトルにちゃんと「ファイナンス」「経営センス」「財務」と書いてあるのに、なぜか勝手に「会計」の本かなと思いこんでいたのですが、
読んでみると、タイトル通り「ファイナンス」に関する本でした。

なので、会計担当の人が読む本というよりは、経営者や財務担当の人が読む本かなと思います(タイトル通り^^;)。

新規事業を起こすかどうか、
配当を実施するかどうか、
どこからお金を調達するか。

このような判断する際に、どういう指標を参考にすればいいのか、などについてわかりやすく書かれています。

私は簿記を勉強していたことがあるのですが、簿記はあくまで企業のお金に関する一部分であり、経営にはもっとたくさんの数字があるということがよくわかりました。

投資の判断基準なんて関係がないし、内容も難しかったのですが、なんとなくですけども、ファイナンスというのがわかってとても勉強になりました。

勉強になったことをいくつか挙げてみます。

会計が扱うのは、あくまでも企業の「過去」の業績

なるほどと思いました。

簿記で財務諸表を勉強したことがあるのですが、たしかにほとんど過去のことばかりだと気付きました。

ファイナンスは「未来」の数字、すなわち企業が将来生み出すキャッシュフローを扱います。

将来生み出すキャッシュフローをどうすれば算出できるのか?
説明はできないけど(苦笑)、読めばなんとなくわかるようになると思います!
 
 
格付けとは単に債権者の立場から企業の債務償還能力を分析判断しているものにすぎない
この本では、「投資家とは株主と債権者」と定義されていて、その区別が何度も登場します。

格付けとは、あくまで、「債権者」の立場からの分析であるということ、というかそういった見方自体を初めて知りました。

また、格付けは上であればあるほどよいと思っていましたが、そうとも限らないようです。

 

まとめ

「ファイナンス」がなんとなくでもわかるようになる本です。

経営者の方はもちろん役に立つと思いますが、「ファイナンスって具体的に何?」と思うような人も楽しめると思います。

内容は難しいはずなのですが、説明がとてもわかりやすくてよかったです。

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