こんにちは、akoです。
今回は『新共同訳 新約聖書』(新約聖書日本聖書協会、 共同訳聖書実行委員会)に挑戦してみました。
先日、阿刀田高氏の『新約聖書を知っていますか』で予習をしていたので^^;、すんなりと内容に入っていくことができたと思います。
新約聖書は、いろいろなところから出版されているようですが、私は、Kindle Unlimitedにあったものを読みました。
全ての漢字にルビがついていますし、もちろん文字の大きさも調節できるので読みやすいです。
量が多い聖書こそ、電子書籍にふさわしいんじゃないかと思いました。
新約聖書を読んだとはいっても、実は一部分だけで、『マタイによる福音書』と『パウロから使徒への手紙』を半分くらいと、『黙示録』です^^;
それぞれの感想を書いていきたいと思います。
マタイによる福音書
『新約聖書を知っていますか 』にも詳しく書かれていたので、内容は知っていることばかりでした。
でも、個人的に「マタイによる福音書」がいちばん興味深かったです。
イエスの言動が色々書かれているから。
もともと、イエス・キリストはどれほど偉大な人だったのだろう?ということと、なぜこれほどキリスト教は広まったのだろう?ということに興味がありました。
「マタイによる福音書」を読んでみて、イエスの言葉はたしかに超越している感じはするけど、その言葉自体にこれほどたくさんの人々を惹きつける力があるかというと???でした。
ちょっと読んだだけで、キリストの偉大さを理解しようとすること自体が無謀なのかもしれません・・・
ただ、やはり、病の人を治してあげたり、パンを数千人の人に与えたりという数々の奇跡は、相当の衝撃があったのだろうなと思います。
さらに、処刑されて復活するという予言があたったとなると、イエスを信じる人の気持ちが理解できます。
しかし、処刑されるとわかっているなら逃げればよいのに、なんて思った私は凡人、もしくはイエスの教えや意図を全く理解してないということでしょうか^^;
予言通りに処刑され、予言通りに復活する、イエスしかできないことかもしれません。
だから、みんなイエスを信じるのかなと思いました。
パウロから使徒への手紙
キリスト教が広まっていくにあたり、パウロがそれぞれの使徒へ送った手紙の内容です。
この部分は、なんだか会社の本社から支店への伝達みたいに思えてしまって、深く読むことができませんでした^^;
本社がまたなんかいってきたよ、、今度はなんだよ、、、みたいな印象をもってしまうのはなぜ。。。
私がもった勝手なイメージは、
・君たちはよくやってくれているよ、とか
・君たちもっとしっかりやらないといけないよ、とか、
・きちんと聞きなさい、わが社の方針はこう(長い)なんだ、とかです。
この手紙を受け取った人は、ははーっとありがたく頂戴して、手紙の内容に従っていたのでしょうか。
それとも、私と同じような気持ちだったのでしょうか。
きっと、ありがたく頂戴していたのでしょうね。
でないと、キリスト教は広まっていかないか・・・
正直にいうと、このあたりから、だんだん面白くなくなっていきました。
考えたのですが、そもそも教徒でない人が「その教えを受け入れられるか」みたいな視点で読むと、まったく楽しくない読み物になってしまうと思います。
教徒ではないからです。
たくさんの教えや規律も、教徒であればこそ従う気になるものと想像しますが、教徒でなければ、「もう!規律ばっかりで何なのよっ」という気持ちになってしまいます・・・
教えにしても、その教えを無条件に丸飲みしないとダメなんですか、とか思ってみたり。
そんな感じだったので、使徒への手紙はほぼ読みこなせませんでした(泣)
黙示録
黙示録は、予言書のようなものなのだそうです。
「ハルマゲドン(アルマゲドン)」がここからきているって知らなかったです。。。
内容は、ネタバレになるので書きませんが、結構衝撃的でした(泣)
なんといえばいいのか、人の不安を煽っているという感じを受けました。
不安を解消するために買って安心する、のはちょっと考えてしまいます。
まとめ
というのが正直な感想です。
個人的に疑問だったイエスの偉大さはなんとなくわかったけど、
キリスト教がなぜこれほどに広まったのかは、新約聖書を読んだだけではわかりませんでした。
疑問はさらに深まった感じ^^