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『イスラーム文化−その根柢にあるもの 』(岩波文庫)を読んだ感想。

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イスラーム文化

こんにちは、akoです。

これまで、旧約聖書と新約聖書を、全てではありませんが、読みました。
そうすると次はコーランとなるのですが、あまりに知識がなさすぎたので、まずは解説本を、ということで、『イスラーム文化−その根柢にあるもの 』を読んでみました。

たくさん学ばせていただいた!というのが一番の感想です。

素人がいうのもおこがましいですが、本当に良書だと思います。

難しい内容なのに、びっくりするほどわかりやすいです。

どんどん引き込まれます。

また、これまでもっていた旧約聖書や新約聖書、世界史などの個々の知識が、線でつながっていくような気分も味わえて、とても面白かったです。

 

はじめに書かれていることなのですが、この本は、イスラムの概説書というのではなく、「イスラーム文化を他の文化から区別して、それを真にイスラーム的たらしめているもの」を掘り下げることを意図した本だそうです。

内容については、はじめから順に読んでいくのが一番理解しやすいと思うので、あえて具体的な感想は書かないでおこうと思います。

純粋に話の流れを楽しんでほしい、そんな感じの本です^^

まとめ

著者も仰っていたのですが、日本人はあまりにイスラム文化を知らなすぎたのだと反省させられました。

実はこれまで、キリスト教とイスラム教はまったく別のものだと思っていたのですが、広くいえば、同じ「啓典の民」なのですね。

関係がないということはなく、関係はある。それさえ知りませんでした。

(「啓典の民」とは、預言者と呼ばれる特殊な人を通じて、特別の神の啓示を受けた人の集団のことだそうです。)

そうすると、啓典の民ではない、遠い日本の人々は、イスラム文化の人からしたらどのように映るのか?

意味不明でしょうかね^^;

逆に、西洋のキリスト教の人々からではなく、東洋の啓典の民ではない人々からみたイスラム文化という視点は、とても重要だと思いました。

たくさんの人に読んでほしい本です。

ちなみに、旧約聖書と新約聖書の簡単な知識があると、より楽しめると思います!

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