こんにちは、akoです。
前回『森の生活』を読み、森林のことがもっと知りたくなりました。
それで「森」つながりで選んだのが、『樹木たちの知られざる生活: 森林管理官が聴いた森の声 』という本です。
内容はタイトルと帯に書かれているそのままです。
「樹木たちの知られざる生活」
「あなたはまだ何も知らない。木や森の真実を。」
樹木たちにこんな世界があるのかと、とてもワクワクしました。
助け合いながら生きることなんて、人間や動物、昆虫くらいかと思っていましたが、樹木たちも驚くようなネットワークを形成しているようです。
この本を読んで、これまでの自分は、森林のことを全く理解していなかったと恥ずかしくなりました。
でも、理解すれば森林を大切に思う気持ちもうまれてくるので、多くの人にこの本は読んでほしい!と心から思います。
日本とドイツの森林
ちなみに、この本はドイツの方が書かれているのですが、ドイツと日本は当たり前ですがちょっと環境が違います。
前回の「森の生活」を読んだときにも思ったのですが、森ってそんな身近にないよ!って思いませんか?
ドイツなど、平らな土地が広がっている地域では、ちょっと離れたところに森があるというのは普通なようで、ドイツ人にとっての懐かしの風景は森になるそうです。
森林散策なども気軽にできそう。
対して、日本は森林が多いとはいいながら、森=山のような気がします。
私にとっても身近な森は、地元の山を車で上るときに、ガードレールの下に生えている杉たち、というイメージです。
散策というイメージからはほど遠い・・・(泣)
ブナの原生林
本の中で、特に記述が多い広葉樹のブナについて調べてみました。
ブナの原生林は日本にあるのか・・・?
簡単にみつかりました。
世界遺産 白神山地
有名すぎますね^^;
でも、白神山地にブナの原生林があることは知りませんでした・・・
世界遺産では屋久島に行ったことがあるのですが、屋久島は「杉」の原生林でした。
この本を読むと、広葉樹の大切さがよくわかりますし(針葉樹も大切だけど)、特にブナについては愛着さえ感じるようになるので(笑)、ブナの原生林を一度見てみたくなりました。^^
世界遺産でなくても、全国にいくつかブナの原生林はあるようです。
ずっと残っていってほしい!
まとめ
原生林は「最後の自然」と書かれていました。
でも、都会で自然とは切り離された生活をしていると、森の大切さがわかりません。
そもそも、私のように樹木についての知識がないと、大切さにも気付けない・・・
この本を読んで、少しでも多くの人が、樹木のことを考えるきっかけになってくれたらいいなと思います。