富裕層になるのか貧困層になるのかの違いは、「情報」と「未来予測の力」の差。
その前提の上で、
- なぜ情報が必要なのか
- 未来予測に必要な情報の集め方
- 集めた情報を定点観測することで先読みができる
- 未来予測は「社会現象」と「人間心理」の分析から
というような内容になっています。あと、最後のほうに景気循環の話もあるのですが、経済や投資のところはあまり興味がなかったので今回はおいときます。
ちょっと前に読んだのですが、これまでいかに自分がボーっとして生きてきたかを思い知らされた本です。
「興味がないことは知ろうともしない」タイプだったから。
これまではたまたま無事に生きてこられたけど、これからはもっと頭をつかっていかないといけないなと思いました。
印象に残ったのは、
- CIAの人間でも特別な情報を入手しているわけではない。
- 世の中にある情報を自分なりの視点で集めて分析しているだけ。
- いい情報はいい「場所」にある
- どのような情報にもヒントやチャンスが潜んでいると「確信」を持っていることが重要
- 多くの人が陥る罠=手当たり次第に情報を吸い上げようとして、隅から隅まで読もうとすること
- 「情報をショッピングする」という感覚のもと、普通の人より幅広い情報を見る習慣をつけることが大切
- 自己暗示もかかせない「念ずれば花ひらく」
たくさんの情報に触れるという点は、先日読んだ「本音で生きる」で書かれていたことと共通してました(本音で生きる の書評。)。
情報をあびるって感じみたいです。
この本を読んで以来、リアル本屋さんをぶらぶらして気になった本を手に取ってみるということをやりはじめました。
情報にたくさん触れて、自分の頭で考えてってところまではなんとなくやっているのですが、「定点観測」まではやってないかなー。
気になる人をSNSでフォローしてるくらいです。
著者は相場の世界出身の方のようですが、相場の世界で生きている人だけじゃなくて、
普通の人がこれからの時代をサバイブしていくためにも参考になる本だと思います。